ランチ:紫 くろ㐂@秋葉原
昨年の年明けに、柴崎亭で食べたラーメンがあまりに美味しくて、それ以来ぽちぽちラーメンも開拓しています。そんな中、ここは美味しそうとチェックしていたのが、秋葉原の饗 くろ㐂。でもわざわざ食べるためだけに出向くほどまだラーメン好きではないので、機会を待っていました。
その機会は9月にやってきました。特別展「深海2017」に上野に行くことになったので、最初は上野のラーメン屋を探していたのですが、イマイチ惹かれるお店がなくて、そうだ!上野と秋葉原って近いよな、だったらくろ㐂を絡められるということで、くろ㐂でラーメンを食べた後に深海2017に行くというコースに決めました♪。が、しかし、、、
行く前に当然お店を調べたのですが、この日は金曜日で、なんと金曜だけは『紫 くろ㐂』という、いつもと違うラーメン(鴨)を提供するお店になることを知ったのでした。かつ、その紫くろ㐂は今月で閉店するとのこと。えええ?!どうしよう?!いつもと違うのか、と思ったものの、訪問する機会も滅多にないだろうし、と決行したわけです。
で、さらにこの紫くろ㐂は、なぜか開店が10時半と通常のくろ㐂より開店が30分も早い。週1だから?ということで、余裕をもって開店30分前にお店に着けば1巡目に入れるだろうと、秋葉原駅に降り立ったのはなんと9時45分。普通にみんな通勤中(笑)。そんな中、これからラーメン食べに行く自分はなんて異様。。と心の中でつぶやきながら、お店へ向かいました。
が、なめてました。。
10時前着で20番目
すごいですね、ラーメンの世界(笑)。
おそらく金曜限定、かつ今月で閉店!ていうのもあったと思いますが、それにしても朝っぱらからこの行列は凄い。1巡目は当然ムリですが、覚悟を決めて並びました。ちなみに女性は、カップルを除いて私だけでした(笑)。
まさか、自分がラーメンの行列に並ぶ日がやって来るとは。(笑)
通行の妨げにならないように緑道に沿ってお並びください、との看板がありました。みんなかなりお行儀よく守っていました。
スマホや文庫本で時間を潰していると、何やら人がいなくなったり、戻ってきたり。トイレ?とか思っていたら、どうやら前から順番に店の中に消えていっているよう。いよいよ前の人がいなくなった時に、ああ、券売機か、って気づくの遅すぎです。(苦笑)
一応、前の人に、「初めてなんですけど、みなさん券売機でチケット買っきたんですよね?」と質問。超初心者を露呈してから向かいました。
開いた扉から券売機が。緊張してきました。
だめだ、バツ印ばかり目に入って何を押せばいいのかわからない券売機を前に軽くパニックに。待っている人もいないからゆっくり眺めればいいのに妙に焦ってしまい、準備中の店員さんにヘルプ要請。丁寧に教えてくださり、鴨そばと限定飯を購入しました。
その後も券売機を前にすると同じような状態に。どうもわたしは券売機に弱いみたいです
9月のことでしたからまだ暑く、こんなうちわのサービスが。
雨の日も並ぶのでしょう、傘のサービスも。細やかな気遣いにラーメンへの期待が高まります
限定そばも色々やっているみたい。メニュー名を見ただけでそそられます。
いよいよ順番が回ってきました。行列の割にはそれほど待たなかったです。開店前の30分を除けば15分ほどでしょうか。回転が早いんですね。
店内はL字のカウンター席と、この日は気づかなかったのですが奥にテーブル席があります。入口に近いカウンターに着席。厨房では3人の従業員さんがせっせと仕事をされています。食券を渡します。
丼にレンゲが。席にあるお店の紹介を読みながら待ちます。
そして、ほどなくして鴨そば&限定飯の登場!美しい!!!
通常のくろ㐂じゃなくて良かったかも、というか、むしろラッキーだったかも!とこの丼を見て思いました。これは絶対美味しいでしょう。美味しいオーラを放ちまくっています。
鴨肉はロースとつくね!いいわあ〜
春菊、かぼす?、ソテーした玉ねぎに白ねぎ。もはやラーメンを超えて立派な和食の風貌。
澄んだ醤油の色のスープがなんともいえず美味しそうさて、いただいてみます!
うんまー!!
想像を軽く超えてきました これは美味しい
特にソテーした玉ねぎがイイ味出してます。もともと美味しいスープにまろやかな甘みとコクを提供してさらに美味しくしている、そんな感じ。
そうそう、麺について書き忘れていましたが、細麺か手打ち麺かを選べます。わたしは細麺にしました。それがこちら。コシがありこのスープによく合っていました。手打ち麺も食べてみたかったな〜。
メンマ
スープ。すべてが美味しい
そして忘れちゃならない限定飯!この日は春菊飯。
春菊飯?珍しさともう来られないのとでご飯ものいっちゃいましたが、これまた予想を裏切られるビジュアルでした!ここまでペースト状のようになっている春菊は初めて見ました果たして美味しいのでしょうか、、
これがまた美味しいから驚いてしまう。
春菊の、あの独特な風味はあまりしなくて、上品な青菜を食べている感じ。これはもう割烹ですよ。
スープは本当に美味しかった!
ごちそうさまでした!まさに感動レベルのラーメンでした!強く記憶に残る味だったので、閉店していてもブログに綴っておきたかったのです。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
お客さんは、殆どが2度以上ここのラーメンを食べたことのある人たち、という感じがしました。みんな店を出るときに 「ごちそうさまでした!」と大将や店員さんへかける挨拶の声音に、リスペクトの想いが込められているのが伝わってきました。
こんなに美味しいラーメンが最初で最期なんて残念すぎます。でも深海2017に行くのが金曜日じゃなければこの1杯を食べれなかったんだなあ。ご縁に感謝
惜しむらくは、このとき、特製をたのまなかったということ。いくつかのラーメン店を食べ歩いたいまのままタイムスリップしてこの日に戻りたい(笑)
それにしてもこの行列。ここまでくるとアトラクションですね(笑)。ディズニーランドに来たと思えばいいのかもしれません(笑)。
現在は『潮 くろ㐂』として、営業しているそうです。
いつか潮も、通常の饗 くろ㐂も、絶対食べに行きます!
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