ランチ:奥芝商店@八王子
腰が重かった理由は二つ。ひとつは異常なほど人気で60〜90分待ちは当たり前、待つのは苦手だからということと、もう一つは前述した自分にとってマジスパほどのインパクトはなさそう、なのに待つのは…、それがなかなか行けないでいる理由でした。
が、しかし、とあるグルメ雑誌に中央線沿線で食べられる美味しいカレーの特集が組まれていて、それを読むと、この奥芝商店の他1店以外は全部制覇していたことが判明(笑)。記事にも奥芝商店の魅力がこれでもかと語られていて、これはやっぱり早く行かねば!ということで、思い立ったが吉日、このGW中にさっそく行ってきました
11時開店を見越して10時半にお店到着。以前はただ名前を書くだけだったようですが、最近はこのような整理券発券機が常設されており、それに名前や人数等のデータを入力。
システムとはイーパークでした。行列店には導入されているところがありますね。
わたしは地元ではくら寿司や美登利寿司などで利用したことがあります。
受付番号は12番。お、席は18席だからこれは1巡目かな?と期待していたところ、お店の方が店内から現れ、すでに1巡目は満席、わたしは2巡目、時間としては12時くらいになるとのことでした。うわー、覚悟はしていたけど、10時半でも2巡目か〜。まあこれより早く来ることは考えていなかったし、その備えはしていたので(本や書類書きなど)、余裕で時間を潰せました。
外観はレトロ。古民家風の佇まいに、表札がカレーってのがいいです(笑)。
どこか地方の酒蔵のような暖簾が木塀にかかっています。
その前にあるベンチ。なんでベンチがとこの時は思ったのですが、あとから納得したのですが、お店の周りのここかしこにベンチがあるのは待つお客さんのためなんですね。
これもビックリだったのですが、土足禁止です。外の入口からスリッパが用意されているお店は初めてかもしれません
このような看板がありました。
いろんな絵柄のスリッパがあって、せっかくなので選んでみました。わたしが履いたスリッパはこんな感じのものです♪
12時少し前にお店の方から電話をいただき、近くのカフェにいたのでそのまますぐお店に向かいました。わたしの順番は次とのことで、外のベンチに座り、その間メニューをじっくり考察。
マンスリーカリーがあるのを知っていて、今月のカリーはパリパリゴボウと和牛モツのカリーでした。わたしはモツが苦手なのでこれは即パス(笑)。
豊富なトッピングの中には八王子ならではのトッピングがあり興味深かったです。でもこれらは試すなら二度目以降だなと思ったので、今回はスルー。
正面に見える御簾の向こうは、テラス席。こちらも含め常に満席状態
ようやく店内へのアナウンスがあったのは呼ばれてから20分ほど経過した頃。
店内はソファ席や小上がりなどバラエティにとんでいます。いろいろな席が空いていましたが、わたしはお一人様なのでカウンター席へ。どうやらとにかく詰め込むのではなく、客層に合わせた席へ通す仕組みのようです。なのでわたしの他、次のお客さんたちも一気に呼ばれ店内へ。
店内に入ってすぐの右手に小上がり席。2テーブルあるので2人以上だったらこちらに通されるようでした。手前のハンガーもいい雰囲気です。
店内の照明は全体的に暖色系で統一されています。
所々に貼ってあるポスターも昭和を感じさせるもの。
わたしが案内されたカウンター。今回は5席中、端から2番目の席でした。
わたしの席から見た眺め。レトロな雰囲気がお分かりいただけるでしょうか。
こちらは座った席からの正面。
カウンターキッチンではなく、いろいろと準備するような場所になっていました。
カウンター席の照明はこんな感じ。これまた雰囲気があっていいです。
テーブルにはデフォルトでこのようなセッティングがなされていました。
そしてすぐにお冷やと、おや、これは??
運んできてくれた店員さんが、食前に食べると胃腸が整う作用がありますと説明してくださいました。こんにゃくです。いいですねー、こういうの
お水の器もグラスではなく陶器
コースターも和風です。お冷やを置く場所かと思いきや…、
お水のピッチャーを置く場所でした。ひとり一人にこのピッチャーが用意されるのはカレーだからでしょうか。そういえばRojiura Curry SAMURAIもそうだったな〜。
テーブルの前にはカトラリーが。ナプキンにお店の名前が記してあります。
さてこれは何でしょう?
なんとトイレなのでした!
扉がふすまなのがすごいです。そしてトイレ内のインテリアにもこだわりが。
鏡の周りはこんな感じで飾られていたり、
その鏡の下にはこのような形で衛生用品が置かれています。
さてカレーですが、昼夜通しメニューです。
たのみ方は6ステップ。スープ→メインの具→トッピングの具→辛さ→ライスの量→ライスの種類(玄米or白米)
今回は初訪問、散々悩んだ末、わたしがたのんだのは、スープ:エビスープ、メイン:やわらかチキンと大地の恵み、トッピングは無料のものから(有料のもあり)レンコン、辛さは辛さなしの0〜13を和風月名の表記になっていて、睦月〜閏月まであるこだわりよう。わたしは前回SAMURAIで辛さのチョイスミスで痛い思いをしたので、今回はとても慎重になりました。店員さんに自分の辛さレベルを詳細に伝え、たまたま同じくらいの辛さが好みそうな店員さんのアドバイスを参考に、今回は真ん中あたりの文月(7番目+50円)にしてみました。ちなみに5番の皐月までは無料です。で、結果的にそれは間違いありませんでしたのでよかったです
カレーは注文を受けてから作るのでまあまあ待ちます。が、店内の様子を見ているだけで飽きないので時間はまったく気になりませんでした。
そして登場したカレーがこちら!ををを、美味しそう〜!
やわらかチキンと大地の恵み、に無料トッピングのレンコン♪
ご飯は玄米をチョイス。角切りのレモンが添えられています。
お好みにより絞ってお食べくださいとの説明あり。これがまたすごく合うんです!マリアージュです。よく考えられてるな〜と感心しました。
無料トッピングのレンコン。レンコン大好き
スープカレーにはレンコンがとっても合うと個人的に思います♪
具はブロッコリに水菜、ゆで卵、
にんじんや揚げた茄子の合間にチキンレッグ♪
チキンはさておき、このジャガイモがすごく美味しかった!さすが北海道という感じ。
素揚げされたことにより甘みがグっと引き出されているような気がしました。ふだんジャガイモは炭水化物過多な気がしてあまりいただかないのですが、今回はとても美味しくいただきました
チキンは箸で崩れるほどほろほろに煮込まれています。この鶏の出汁がスープに溶け込む、それがスープカレーの醍醐味の一つなんだと思っています。だからこそ違うスープでも試してみたくなるのです。
前述しましたが、このレモンの威力は大きいです。
レモンを玄米にしぼってカレーとともにいただくと、そのマリアージュが素晴らしいです。家でもマネしてみようかな。
そうそう、もちろんビールもいただきましたよ〜(笑)エビスの小瓶。
従業員の方が、ゆっくりしていってくださいね〜と言いながらなんとお酌してくれましたこれが心からなのが分かり、このお店のホスピタリティは素晴らしいなとまたひとつ感動が増えたのでした
ビールのお供についてきたこのお豆もしっかり美味しいので嬉しくなってしまいました♪
さて、エビスープの感想ですが、とても美味しかったです。
今回、精進スープとこのエビスープをギリギリまで迷いました。感覚的には自分の好みは絶対精進スープだろうと感じていたのですが、最初はやはりこのお店のウリそうであるエビスープを堪能しようと、こちらにしたのでした。また事前情報として、こちらのエビスープは濃厚でなくアッサリしているとの意見があり、世の中エビは濃厚であってほしい意見が多い中、わたしは濃厚エビは欲していなかったので、たのんでみようという気になったのでした。
カウンターの前には知恵の輪がいくつか置かれていました。
やりませんでしが、提供までに時間がかかるお店側の配慮だと思われます。
ごちそうさまでしたー、と外に出ると入口にはこのようなものが。
お店の前にはお客さんがひっきりなし。客層としては若い方が多いなという印象でした。
八王子駅、車ではたまに来ますが、電車で八王子駅に来たのはおそらく大学生以来ぶり…。20年以上ぶり?(年ばれますね)
八王子駅は南口と北口だとだいぶ雰囲気が違うんですね。お店は閑散としているほうの南口から徒歩5分くらい。今度は全然毛色が違いそうな気がするし、お会計時に従業員にエビと精進を迷ったと伝えたら、精進はすごくオススメなのでまたぜひ食べにいらして下さいと言われ、その確信を強め、近いうちにエビとの違いを楽しむために再訪したいと思っています♪
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