ランチ:chez tomo(シェ・トモ)@銀座
今回は写真多め、文章少なめでいきます。
エレベーターの中
最上階がシェ・トモです。
エレベーターが開くと目の前がエントランス
開店と同時にお邪魔して、すでに数組のお客様がお待ちでした。
ウェイティング用のソファ
ゴージャスです。
今回のランチは予約をして伺いました。通されたのはカウンター席
このお店はコンセプトによって雰囲気の違う席が用意されています。この11Fはカジュアル寄り。よりゴージャスなのは吹き抜けになっている上階の12Fみたいです。
しかし…予約をしたにもかかわらず私の席は目の前のビールサーバーで視界がめちゃ遮られていました。このときからサービス対して嫌な予感を抱きはじめていたのですが…それは的中。この日カウンターに座ったのは私と飛び入りのお客の2名だけ…。
まあ、まずはお料理です。
テーブルセッティング
さすが、ゴージャスです。
ナプキンをとるとお皿はこんな感じ。
黒に金の組み合わせが、何度も言いますがゴージャスです。
その隣にはパンをのせるお皿
こちらは真っ白
ほどなくしてパンがサーブ
オーソドックスなフランスパンです。
特に温めてあるとかはありませんでした。
付属のバターにはお店のロゴが刻印
ゆで卵みたい(笑)。パンもバターも美味しかったです。
グラスワインをいただきながらメニューを検討
ワインは無難にシャルドネ。800円くらいだったかな。
さて、メニューは3200円のコースのみ。事前に調べた内容だとグラスワインをプラスしたお得なコースもあったのでそれにしようと思っていたのですが、なくなっていて出鼻をくじかれました。でも結果的に同じような値段になったんですけどね。
スペシャリテだという『生雲丹の貴婦人風』がプラス980円でいただけるそうなので、せっかくだしお願いすることにしました。ウニ大好きだし!でも小食なので事前にボリュームを確認。ごく軽いものだということで安心してオーダー。そしてトップバッターでイキナリ登場
「生雲丹の貴婦人風」
おおお、なんだかトゲトゲしいのに優しい感じがする雲丹が小ぶりだから?お皿が淡いピンクだから?
美味しいです。でも言われたとおり本当に軽くて、あっという間に食べ終えてしまいました(笑)。
雲丹を食べているというより雲丹のスープを飲んでいるという感覚に近かったかな。
お次は選んだ前菜「オーストラリア タスマニア産 サーモンのマリネ お米で作ったガレットにのせ タルタル仕立て」
見た目が麗しくていいですね
タルタルサーモンの上にはウズラらしき小さい目玉焼きがのっています。
お皿をふちどる彩り豊かなドットのソースたち。
いちばん外側はお米を揚げたもの。
そしてニョキっと立ってるこちらのブツ!(笑)
何なのか説明がなかったので分かりませんでしたが、食べた感じでは穴子とか魚系を揚げてスティックにしたものっぽい感じがしました。
ゴチのようなショットで(笑)
美味しいですよ〜。見た目どおりの上品で繊細な味わい。
断面はこんな感じ。
下はお米のガレット。かなり圧縮されているのでパンの感触とあまり違いを感じませんでした。
そして、じゃじゃじゃじゃーん!!これが今回訪れた目的!
「山梨県産 無農薬野菜達 28〜30種の盛り合わせ」!
うわー、まさにお野菜の宝石箱!(彦○呂?)
でもそれって間違ってない表現、本当に宝石ですよ、これ!
それぞれの野菜は種類が多いので説明は割愛しますが、季節のお野菜がそれぞれ異なった仕事をされ見事にお皿に並んでいる姿はまさに圧巻。そして味もどれもしみじみと美味しい
あまりに美しいので角度を変えてさらにパシャリ!
季節柄かお皿が大好きなガラスなのも野菜たちがより美しくみえて最高♪
これだけのために来たといっても過言ではなかったのですが、ホントに美しくて美味しくて、来た甲斐がありました。
メインは魚料理を選択
「パートフィロで包まれて焼かれた地魚とフランス モンサンミッシェル産 ムール貝のムース ういきょう風味のクリームソースで」
名前長っ!!
注文の前にパートフィロってなんですか?と訊ねると、トウモロコシ粉と小麦粉を合わせた薄い生地とのこと。これがそれ。上にチーズがのっています。キツネ色が美味しそう♪
ういきょうのクリームソース
ディルに似てますが味はディルほどクセはありません。
ムール貝たち
芸術的な演出が施されています。
ムール貝の上にあるこの赤いのがなんなのか分かりませでしたが、美味でした。
周りをふちどる黒いソースは黒オリーブのソース。
貝の下のマッシュポテトとこれを貝にからめて食べるとああマリアージュが…素敵でした
ちなみにパイの中身はこんな感じ
地魚の種類の説明はありませんでしが、白身魚でした。ネギなどの野菜が一緒になっています。ういきょうのソースとよく合い、想定範囲でしたが美味しかったです。
さて、ラストを飾るデザートは「イマジネーションのデザート」
ワゴンで材料が運ばれてきて説明をしてくれるという珍しいものでした。この日はヴァローナ産チョコレートを使用した3種類のチョコレートデザート、いちじくとゴマを使ったなんちゃら(失念)、卵とヴァニラビーンズを使ったプディングのようなもの、と説明を受けました。
いちじくと迷いましたがチョコレート3種が気になり、チョコに決定!
デザートのテーブルセッティング
ミルクと砂糖
使いませんでしたが。
飲み物はホットコーヒーにしました。
やっぱりチョコにはコーヒーが合うと思います。まあたいがいコーヒーなのですが…。
さすがにひき立てなのか香りよく美味しかったです。そしてこのカップ&ソーサーも素敵でした。
じゃじゃーん!こちらが「ヴァローナ産を使ったチョコレート3種」です!
それぞれ説明があり、左から…
手前がチョコレートのマシュマロ
奥が生チョコ
さっそく生チョコからいただくと、おっと!下にナッツらしきものが。一手間かかってます。さすがです。
手前のマシュマロの中身はこんな感じ
うーん、私にはただ甘いだけにしか感じられませんでした。これが一番イマイチでした。
チョコレートのアイスクリーム
アイスが出てきた時から溶けかかっていたのが気になりましたが、高級チョコはもしかして溶けやすいのかも…と無理矢理思うことにして、いただきました。
甘い!もちろん美味しいのですが、最近甘いものがやや苦手になってきて遠ざかっていたのでことさら甘く感じてしまったんだと思います。なのでデザートの感想はあまり参考にならないかもしれません。
一番右端はチョコレートドリンク
チョコレートドリンク!実はいままで一度も飲んだことがないのです!なぜなら好きじゃないからだってすごく甘そうな気がして〜。
なかを覗くとチョコレートでハートが描かれています。上品で可愛い演出です。
そして実はこれが3種類のなかで一番美味しかったのでした(笑)
意外に甘くないことに驚きました。他のお店のを知らないから何とも言えませんが、チョコレートドリンクって美味しいものなんだ!と認識し直した次第です。
吹き抜けの天井から下がる照明もオシャレ
カウンターの後ろを振り返るとこんな感じ
4人掛けなテーブル席が1卓。メインの席はカウンターの奥にあるので今回その様子は窺い知ることはできませんでした。が、沢山のお客さんで賑わっているようでした。しかしカウンターは前述のとおり2組しかおらずやや寂しい感じ…。
ごちそうさまでした〜!
さすがにお料理は全部美味しかったです。でも残念なのは接客。詳細は省きますが、一言でいえば、心がない…。大きなお店なので店員さんの数も多く、へんな話、当たり外れがあります。でも当たり外れがあってはいいお店とは言えない…と思うのです。料理が一級なだけに残念でした。
ふと壁をみるとアルファベットの「T」が刻まれていました。エントランスの巨木といいインテリアに独特のこだわりを感じました。
今回は例のお野菜たちを食べることが目的だったのでその意味では満足でした。次回はディナーをと考えていましたが、今回の接客でうーん…という感じ。でも銀座の一等地でこの料理のクオリティを考えると、このお値段でいただけるのはお得なのは間違いないです。
ということで、野菜の美味しさ、お皿の美しさにゴージャス感、そしてさまざまなシチュエーションに対応できる空間という点から特に女性にオススメしたいお店だと思います。
とりあえず銀座の記事はこれで一区切り。他にも紹介したいお店は山ほどあったのですがパワーが…。リクエストがあればまた。次回は中央線沿線に戻りたいと思います。
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